ドル円、151円台での膠着した展開が続く=NY為替序盤
ドル円はNY時間に入って若干買いが見られているものの、全体的には151円台での膠着した展開が続いている。欧州勢がイースターマンデーで休みの中、為替市場は模様眺めの展開が続いている。連休中に2月のPCEデフレータやパウエルFRB議長のスピーチなどが伝わっていたが、市場の雰囲気に変化はない。6月のFRBの利下げ期待を70%程度の確率で残しているものの、以前よりは利下げ期待を後退させてい状況。
PCEデフレータは一部サービス分野のインフレが小幅な伸びに留まったことから、FRBを安心させる内容ではあったものの、賃金は力強い伸びを示し、個人消費も底堅さを示していた。一方、パウエル議長は先週末にサンフランシスコ連銀での討論会で、データに依存する路線を堅持する一方、利下げサイクルを急がない姿勢を強調していた。
今週は週末の米雇用統計を目掛けて重要指標がいくつか発表になるが、その結果待ちの雰囲気も強い。本日は日本時間23時にISM製造業景気指数が発表される。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は151円に観測されている。
1日(月)
151.00 (7.0億ドル)
USD/JPY 151.39
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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