ポンド円は１９１円台に下落 サービスインフレ、賃金上昇次第では利下げは８月の可能性＝ＮＹ為替

　きょうのポンド円は戻り売りが強まっており、１９１円台まで下落している。ロンドン時間には一時１９３円台半ばまで上昇していたものの、その後は一貫して下げ基調となっている。

　本日は英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）の結果が発表れ、これまで利上げを主張して来たマン、ハスケル両委員が据え置きに変更したことで、市場は英中銀の利下げ期待を高めている。短期金融市場では８月までの利下げ期待は完全に織り込まれているほか、６月の期待も７０％以上に確率を上昇させている。一部からは５月との声まで出ているようだ。

　そのような中で、ポンド安がポンド円を押し下げている格好だが、英中銀は向こう数カ月でインフレは２％目標に近づくと楽観視しているが、サービスインフレや賃金上昇率が高止まりした場合は、８月利下げに後退する可能性は十分にあるとの指摘も出ている。

GBP/JPY　192.00　USD/JPY　151.68　GBP/USD　1.2658

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美