ドル円は150円台半ばの元の位置に戻す=NY為替序盤
きょうのドル円は東京時間に一旦149円台に下落して始まったものの、海外市場にかけて買い戻しが膨らみ、150円台半ばの元の位置に戻す展開となっている。雰囲気に変化はなく、本日は今週の重要イベントを待つ展開となりそうだ。
今週はイベントが目白押しで、パウエルFRB議長の議会証言が控えているほか、水曜日にADP雇用統計と米求人件数、そして金曜日に米雇用統計と雇用情勢を計る重要指標が発表される。
引き続き為替市場は、FRBの利下げに関心が集まりそうだが、現状は6月までの利下げ開始確率が85%、7月まででは完全に織り込みという状況となっている。今週のイベントを経て、この状況に変化が出るか注目される。
パウエルFRB議長の議会証言は恐らく、直近のFOMC委員の発言を踏襲したものになりそうだ。年内どこかで利下げの可能性があるが、証拠を待ちたいといった中身になりそうだ。早期利下げには慎重姿勢を示すものと思われる。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
4日(月)
現行付近にはなし
6日(水)
151.10 (10.6億ドル)
7日(木)
151.00 (9.8億ドル)
USD/JPY 150.50
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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