ドル円、150円台前半の狭い範囲での値動き 午後にFOMC議事録=NY為替序盤
きょうも為替市場は緩やかなドル売りが優勢となる中で、ドル円は150円台前半の狭い範囲での値動きに終始している。149円台に入ると買いも観測され、150円を下放れる動きは見られていないが、上値は重い。
本日は午後に1月分のFOMC議事録が公表される。FRBが金利の先行きについてどう考えているのかを、再確認することになりそうだ。先週の予想を上回るインフレ指標で、FRBの早期利下げ期待は大きく後退している。
短期金融市場では、年内の累計の利下げ幅の見通しが1.00%ポイントを下回っている状況。一時は1.50%ポイントまで期待が高まっていた。利下げ開始も6月との予想が中心となっている。そのような中で、本日の議事録は現在の市場の雰囲気を踏襲する内容になるとの見方も多いようだ。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測。
21日(水)
150.00 (12.6億ドル)
23日(金)
150.00 (7.4億ドル)
USD/JPY 150.07
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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