やや円安とドル安、米雇用統計発表を控えた調整=ロンドン為替概況
やや円安とドル安、米雇用統計発表を控えた調整=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、やや円安とドル安の動き。このあと日本時間午後10時半に米雇用統計発表を控えており、調整主導の動きとみられる。米10年債利回りは前日の低下を受けて、3.87-3.90%の低水準で推移している。欧州株は前日の米株高を受けて堅調に推移。米株先物・時間外取引も反動安の動きは限定的で、ナスダック指数主導で買われている。ドル円は146円台前半から後半へと上昇、一時146.80付近に高値を伸ばし、足元では上昇一服。クロス円も同様の動きで、ユーロ円は159円台前半から後半へ、ポンド円は186円台後半から187円台乗せへと水準を上げている。対ドルでは売買が交錯しながらもややドル安の動き。ユーロドルは1.08台後半で一時1.0898近辺まで上昇。ポンドドルは1.27台前半から後半へと上昇、一時1.2772近辺に高値を伸ばした。米雇用統計では非農業部門雇用者数の増加が前回の21.6万人から18.5万人程度に減少する見込み。失業率は前回の3.7%から3.8%に小幅上昇する見込み。
ドル円は146円台半ばでの取引。東京午前の146.25近辺を安値に、ロンドン序盤には146.80近辺まで買われた。その後は、上昇一服となり146.50台へと反落している。米10年債利回りは3.87%台から3.90%付近での揉み合いが続いている。欧州株や米株先物は底堅く推移している。
ユーロドルは1.08台後半での取引。東京市場では1.0870-80レベルと前日NY終値付近で揉み合った。ロンドン時間に入ると買いが優勢になり、高値を1.0898近辺まで伸ばしたが、足元では上昇一服となっている。ユーロ円は東京午前の159.05近辺を安値に買われ、ロンドン時間に入ると159.93近辺まで高値を伸ばした。足元では159.50割れ水準へと押し戻されている。対ポンドでは方向性に欠ける上下動となっている。
ポンドドルは1.27台半ばでの取引。東京市場では1.2750を挟んだ揉み合いが続いた。ロンドン時間に入るとやや買われて高値を1.2772近辺に更新した。足元では上昇一服。ポンド円は東京午前の186.44近辺を安値に買われ、ロンドン序盤には187.34近辺に高値を伸ばした。足元では187円台割れへと反落している。ユーロポンドは0.8522-0.8539レンジで上下動している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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