米雇用統計を前に様子見ムード強まる=東京為替概況
米雇用統計を前に様子見ムード強まる=東京為替概況
米雇用統計を前に様子見ムードが広がっている。昨日海外市場では米債利回りの低下などを材料にドル売りが強まり、ドル円は一時145円90銭前後を付けた。その後、米雇用統計を前にしたポジ勝勢に146円台半ばへ戻して東京市場を迎えると、146円24銭から146円52銭のレンジとなっている。朝に高値を付けた後、午前中に146円24円まで下落、午後に高値に並ぶ動きとなるなど、一方向の動きも見られず。米10年債利回りは3.87%から3.895%まで上昇したことなどが午後のドル買い円売りにつながったが、米債利回りはその後3.875%前後に落としている。
この後注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが前回よりも鈍いとみられ、ややドル売りの意識も、結果次第という意識が強い。
ユーロドルも落ち着いた動きで、1.0868-1.0883の15ポイントレンジに留まった。
ユーロ円はドル円の下げもあり午前中に159円05銭を付けた後、午後のドル円の買い戻し局面で159円41銭を付けた。
昨日の金融政策会合2回が入ったポンドドルは、1.2750前後の高値圏もみ合い。対円でも高値圏もみ合いの中、午後に186円80銭前後を付けた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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