ドル円は147円台で上下動 午後のFOMCの結果待ち=NY為替序盤
きょうもドル円は147円台での上下動が続いている。先ほど発表の1月のADP雇用統計が予想を下回ったことや、来週の四半期定例入札の規模発表を受けて、米国債利回りの低下とともにドル売りが優勢となっており、ドル円も147円台前半に下落している。ただ、下押す雰囲気までは出ていない。
一方、午後のFOMCの結果発表を控えて様子見気分が広がっている。今回は据え置きが確実視されているが、FRBのスタンスを探るうえで、パウエル議長の会見が注目されそうだ。前回のFOMCでは、委員の金利見通し(ドット・プロット)が今年3回の利下げを見込み、ハト派サプライズとなった。市場では、3月利下げ開始は後退しているとはいえ、早期利下げ期待はなお根強い。短期金融市場では5月FOMCまでの利下げ開始期待を85%程度で織り込んでいる。
今月発表の米雇用統計や消費者物価指数(CPI)が予想を上回る内容となり、先週のGDP速報値も強い内容となった。PCEデフレータはインフレ鈍化を期待させる内容ではあったが、パウエル議長の会見は、市場の早期利下げ期待にブレーキをかけるタカ派な内容になるのとも見られている。日本時間1日午前4時に結果発表、4時半にパウエル議長の会見が始まる予定。
本日は日銀が1月決定会合の主な意見を公表していたが、市場ではタカ派な印象が広がり、3月か4月のマイナス金利解除への期待が高まっている。本日は中層副総裁の発言が伝わっていたが、副総裁は昨年を上回る賃金上昇率が実現すると見ており、「金利のある世界への復帰が間近に迫りつつある」と述べていた。
期待通りならば、円高シナリオではあるが、続かないとの見方も根強い。マイナス金利を解除したとしても、その後に積極的に誘導目標の引き上げを追求できないと見られているからだ。現状からは、「マイナス金利を続ける必要性はないが、引き締めを加速させる緊急性もない」といったところと思われる。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は147.25円に観測されている。
31日(水)
147.25 (10.9億ドル)
USD/JPY 147.38
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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