ドル円は大きく往って来い=東京為替概況
ドル円は大きく往って来い=東京為替概況
昨日の海外市場で141円70銭台まで下げたドル円。143円割れからの動きが、大口の売りに相場が崩れた急激なものとなった反動もあり、144円台まで戻して東京朝を迎えた。
東京市場では朝方144円32銭まで上昇した後、大きく下落。142円50銭を付ける動きとなった。昨日0.65%前後から0.75%台まで上昇した日本国債10年物が、0.80%台を付けるなど、円金利の上昇が見られ、円買いを誘った。昨日は東京市場から売りが出ていたが、本格的に下げたのは海外市場であり、東京・アジア勢の売り遅れが意識されたことも売りを誘った。
もっとも不安定な動きの中ですぐに反発。143円台半ば超えを付けた後、再び下げた局面では143円を割り切れず昼過ぎにかけて144円台をしっかり回復するところまで買いが出た。
その後は143円台後半中心とした推移を経て144円ちょうど前後での推移になるなど、午後の動きは比較的落ち着いていた。
ユーロ円もドル円同様に昨日大きく下げた後、いったん戻して東京朝を迎えた。昨日は158円台後半から153円台前半まで下落。155円台を回復して東京朝となった。155円75銭を付けた後、円買いの動きが強まり153円87銭まで下落。その後155円48銭まで上昇と激しい動きになっている。
昨日178円60銭台を付けたポンド円は朝の181円67銭から179円56銭まで下落、その後181円台を回復。クロス円全般に円買いからの回復という流れ。
完全に円主導の展開でユーロドルは1.0782-1.0801の19ポイントレンジ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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