ドル円は148円89銭まで、朝のドル高後、リスク警戒の円買い強まる=東京為替概況
ドル円は148円89銭まで、朝のドル高後、リスク警戒の円買い強まる=東京為替概況
先週末は感謝祭翌日の金曜日ということで参加者が少なく、落ち着いた展開。今朝はややドル買いが強まり149円67銭を付けた。
その後は一転してドル売り円買いとなった。中国工業利益が予想を大きく下回る弱さを見せ、リスク警戒を誘った。また中国シャドーバンキング大手中殖企業集団が投資家に対して約5.4兆円の資金不足を報告したとの報道が出たことも警戒感を誘い、リスク警戒の円買いにつながった。
ドル円は149円を割り込んでストップロス注文を巻き込み148円89銭まで下げている。その後149円台を回復も、戻りはやや鈍い。
朝の円売りに163円70銭前後を付けたユーロ円は、その後の円買いに162円94銭まで下落。ポンド円は188円53銭から187円61銭まで下落と、クロス円も軒並みの円買い。プラス圏スタートで一時180円超の上昇となった日経平均がマイナスに転じ、一時200円超の下げとなるなど、株安の動きが広がるリスク警戒の強い展開となっている。
ユーロドルは1.09台での推移。先週末一時1.0960台を付けたが、1.10の大台手前の売りが意識され、上値が抑えられた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。