アジア株 中国買いの動き継続で堅調
21日のアジア株式市場は総じて堅調。円高が重石となっている日本株を除くとプラス圏推移が目立っている。中国人民元の上昇に見られる中国買いの動きもあり、香港ハンセン指数、ハンセンH株指数なども強い。中国本土株もしっかり。
東京時間11:22現在
香港ハンセン指数 17984.77(+206.70 +1.16%)
中国上海総合指数 3087.01(+18.69 +0.61%)
台湾加権指数 17385.19(+174.72 +1.02%)
韓国総合株価指数 2511.39(+20.19 +0.81%)
豪ASX200指数 7073.90(+15.48 +0.22%)
香港ハンセン指数は不動産株の上昇を支えに1.3%高で始まり、その後もしっかり。不動産の龍湖集団(ロンフォーグループ)、中国海外発展(チャイナオーバーシーズランド)、華潤置地(チャイナリソーシズ)、カントリーガーデンサービシーズなどが強い。検索大手バイドゥ、eコマースなどのアリババなども強い。携帯製造のシャオミ、パソコン製造のレノボ、光学機器のサニーオプチカル、医薬品大手石薬集団などが軟調。
中国本土株も不動産を中心に買いが目立っている。上昇寄与度が高いのは時価総額の大きい酒造会社貴州茅壷酒、ワイナリーの山西杏花村、保険会社の人寿保険、平安保険、エネルギーの中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)、金属採掘の紫金工業(ズージンマイニング)など。
豪ASXは小幅高。中国買いの動きを好感視、鉱山など素材関連が強い。鉱山の世界的大手リオティント、BHPグループ、フォーテスキューメタルズなどがしっかり。小売りチェーン中心の多角企業ウェスファーマーズ、医薬品のCSLなどが軟調。
執筆者 : MINKABU PRESS
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