まちまちの指標に激しく上下動 ドル円は151円台を回復=NY為替序盤
きょうの為替市場、NY時間に入ってドルが買い戻されており、ドル円は151円台を回復している。日本時間22時半に米小売売上高と生産者物価指数(PPI)が発表になったが、双方まちまちの内容となり、ドル円も激しく上下動した。
米PPIは前日の消費者物価指数(CPI)に引き続き、ガソリン価格低下を反映して予想以上に低下していた。インフレ鈍化を示唆する内容で為替市場は一旦ドル売りの反応を見せ、ドル円は150円ちょうど付近まで下落。しかし、直ぐに買い戻されている。米小売売上高が予想ほど落ち込まなかったことで米国債利回りも反転し、ドル円も急速に買い戻される動き。米小売売上高は米個人消費の底堅さを示した
ただ、短期金融市場での利上げ終了への期待感は変わっていないが、前日の米CPIを受けて高まった来年の利下げ期待は若干後退している。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測されている。
15日(水)
150.00 (14.6億ドル)
16日(木)
149.00 (19.2億ドル)
149.50 (10.4億ドル)
150.00 (26.1億ドル)
USD/JPY 151.03
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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