ドル安一服、次の方向性探る=東京為替概況
ドル安一服、次の方向性探る=東京為替概況
先週金曜日の海外市場で注目された米雇用統計が弱く出たことを受けたドル売りに、ドル円は149円21銭を付けた。週明けの市場でも朝に149円25銭を付けるなど、ドル売りが優勢となったが、その後は買い戻しが入った。
先週末米国市場でのダウ平均株価指数の5日続伸などを受けて、週明け日経平均が大幅高。一時800円を超える上昇となり、リスク選好の円売りが優勢となった。昼にかけて149円67銭まで上昇したが、先週の注目材料、米FOMCと雇用統計がともにドル売り材料となった後だけに、上値では売りが出る流れとなり、午後は高値トライが一服。もっとも149円50銭台を中心とした高値圏での推移が続いた。
先週末ドルが全面安となる中で1.0740ドル台と9月14日以来の高値を付けたユーロドルは、週明け1.0722-1.0739レンジと高値圏もみ合いとなった。ユーロ高ドル安基調を意識も、ロンドン勢の出方待ちとなった。
ユーロ円は対ドルでのユーロの動きが落ち着く中、対円で朝の160円10銭から160円68銭を付けた。株高などを受けたリスク選好の動きに、豪ドル円、ポンド円なども円売りが目立っていた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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