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ドル買い優勢、ユーロはPMIで振幅もポンドとともに軟調 ドル円148円台=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、ユーロはPMIで振幅もポンドとともに軟調 ドル円148円台=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドルが堅調。ドル円は日銀決定会合を無難に通過、植田日銀総裁会見での緩和維持姿勢を確認すると148.42近辺まで上昇。前日につけた148.46近辺の年初来高値水準に接近した。ただ、その後は米債利回りの上昇一服とともに148円台前半での揉み合いに落ち着いた。ユーロドルは1.06台後半へと買われたあとは1.0610台まで下落。フランスPMI速報値が大幅低下したことに反応した。その後に発表されたドイツPMI速報値の改善に反発する場面もあったが、1.06台前半で上値重く推移。ポンドドルは1.22台後半から1.22台前半へと下落。前日の英中銀政策金利据え置きを受けたポンド売り圧力が継続している。英PMI速報値はまちまちの内容となりポンド売り一服も、反発は限定的。欧州株は序盤の売りからやや下げ渋りも、クロス円は上値を抑えられている。ユーロ円は158円台を維持できず。ポンド円も182円台乗せからは売りに押されて181円台半ばへ。中国株の堅調な動きを受けて、豪ドルやNZドルは底堅い動きとなっている。このあとのNY市場では米国のPMI速報値が発表される。英欧はいずれも50割れと総じて低迷したが、米経済はどうか。

 ドル円は148円台前半での取引。この日注目された日銀金融政策決定会合ではお昼前の通常の時間帯に据え置きが発表された。これまでと変わらぬ内容にドル円は147円台後半から148円台乗せへと買われた経緯がある。ロンドン朝方には植田日銀総裁会見が開かれ、緩和継続姿勢が示された。「政策修正の時期は決め打ちできない」などとして時期についての明言を避けた。会見中に148.42近辺まで高値を伸ばし、前日につけた年初来高値148.46レベルに接近。しかし、その後は米債利回り低下もあって148円台前半で上昇一服。

 ユーロドルは1.06台前半での取引。ロンドン朝方までは買いが優勢で、一時1.0668近辺まで買われた。しかし、9月仏PMI速報値が弱含むと一気に1.0615近辺まで下落。続いて発表されたドイツPMI速報値の改善で買戻しが入ったが、上値は重く弱保ち合いとなっている。ユーロ円はドル円とともに買われ、高値を158.28近辺に伸ばした。その後の仏PMIで157.50割れまで反落。足元では157円台後半で推移している。対ポンドではユーロ売りが先行したが、その後は買い戻しが優勢になっている。

 ポンドドルは1.22台半ばでの取引。東京市場では1.2280付近での揉み合いが続いた。ロンドン時間に入るとユーロドルとともに軟調に推移、英PMI速報値の発表直後につけた1.2233近辺が安値となっている。ポンド円は182.30付近まで買われた後、売りに転じており、181.50割れまで軟化。その後は181円台後半に小戻ししている。ユーロポンドは0.8660付近まで下押しされたあとは上昇に転じ、高値を0.8695近辺に伸ばした。足元では買いも一服している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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