アジア株 香港株は反落も下値限定的 豪州株は上げ拡大、CPI低下受け利上げ停止期待 コアインフレ1年ぶり5%台に低下
アジア株 香港株は反落も下値限定的 豪州株は上げ拡大、CPI低下受け利上げ停止期待 コアインフレ1年ぶり5%台に低下
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 19344.38(-90.02 -0.46%)
中国上海総合指数 3226.17(-5.36 -0.17%)
台湾加権指数 17176.55(-22.34 -0.13%)
韓国総合株価指数 2616.70(-19.76 -0.75%)
豪ASX200指数 7397.90(+58.23 +0.80%)
アジア株はまちまち。
香港株は反落、前日に4%超急騰したことから調整売りが優勢。ただ、下値は限定的。中国政府による不動産支援策強化や消費回復支援表明が引き続き好感されている。景気支援策は決して大規模なものではないが、中国最高指導部らが「約束」したことをマーケットは重要視、中国の経済成長加速に向け当局がさらなる支援策を表明すると見ているもよう。
CG SERVICESや龍湖集団などきのう大幅上昇した不動産株の一角が売られている。李寧や安踏体育用品など消費者サービス関連の一角も下落している。
豪州株は上げ幅を拡大。きょう発表された豪州第2四半期の消費者物価指数は予想以上に伸びが鈍化した。コアインフレに当たるトリム平均値は+5.9%と前回の+6.6%から伸びが大きく鈍化し、1年ぶりに5.0%台にまで低下した。また6月(月次ベース)も前回から伸びが鈍化、昨年2月以来の低水準となった。インフレ伸び鈍化を受け、豪中銀の利上げ停止期待が高まっている。ただ、インフレ伸び鈍化したとは言え豪中銀の目標水準(2-3%)は上回っている。ロウ豪中銀総裁はまもなく退任し、ブロック副総裁が9月から就任する。
BHPグループやリオティント、アルミナなど素材関連が総じて上昇しているほか、ハイテクや金融、消費財関連も軒並み上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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