ECBの9月利上げの確率は半々 利上げが実施されたとしても、それが最後との見方も=NY為替
きょうの為替市場は明日のFOMCの結果発表を控え様子見気分が広がっている。そのような中でユーロドルはやや戻り売りに押されているものの、1.10ドル台は維持している状況。本日のユーロドルは一時1.1020ドル付近まで下落し、21日線を一時下回った。下値警戒感も高まる中、明日のFOMCを受けて1.10ドルを割り込む展開となるか警戒される。
今週はECB理事会も予定されている。利上げは確実と見られている中で市場の注目は9月の動向。短期金融市場ではいまのところ、9月の利上げ確率は半々と見ている。ただ、9月に利上げが実施されたとしても、それが今回の利上げサイクルにおける最後の利上げとなり、中銀預金金利は4.00%になると見られている。注目はECBがその金利水準を長く維持するかどうかであり、来年の下半期までは利下げは行われないとの見方も出ているようだ。
EUR/USD 1.1044 EUR/JPY 155.81 EUR/GBP 0.8593
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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