ユーロが軟調、独Ifo景況感が予想以上に低下=ロンドン為替概況
ユーロが軟調、独Ifo景況感が予想以上に低下=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ユーロが軟調。7月ドイツIfo景況感指数が87.3と市場予想88.0や前回値88.6を下回ったことに反応。東京市場では総じてドル高に対する調整の動きが優勢だったが、ユーロドルは1.1087近辺を高値に指標発表後には1.1040近辺へと安値を伸ばしている。この動きとともに次第にドル高の動きも再燃してきている。ドル円は141.20-60レベルでの振幅となっているが、足元では141.50台へと底堅い動き。ポンドドルはロンドン序盤につけた1.2865近辺の高値から1.2820台へと反落している。中国の不動産規制緩和の報道が好感された買われた豪ドル/ドルも0.6779近辺で頭打ちとなり0.6760付近に落ち着いている。欧州株や米株先物・時間外取引はやや買いが優勢。ただ、クロス円はユーロ円の下げの影響を受けて上昇一服。ユーロ円は156.90付近を高値に一時156.10付近まで下落。ポンド円は182円をつけたあとは181.50割れへと反落。豪ドル円は95円台後半で上昇一服し、高止まり状態となっている。
ドル円は141円台半ばでの取引。東京市場から141.21-141.62レンジを形成しており、ロンドン時間に入ってからもレンジ内での推移が続いている。米債利回りが上昇しており、足元では141.50台へと底堅い値動きとなっている。
ユーロドルは1.10台前半での取引。7月の独Ifo景況感指数が予想を下回ったことで、昨日のPMIと同様に売り圧力に押されている。1.1040付近に安値を広げてきている。ユーロ円は156.90付近まで買われたあとは、売りに転じており、安値を156.10付近に広げた。対ポンドではユーロ売りが優勢。
ポンドドルは1.28台前半での取引。ロンドン序盤に1.2865近辺まで買われたあとは、ユーロドルの下げとともに1.2820台まで下押しされている。ポンド円は182.01近辺まで買われたあとは、上値が重くなり、181.50割れとなる場面があった。ユーロポンドは0.8630付近から0.86ちょうど付近へと軟化している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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