アジア株 上海株は上昇、期待外れの中国PMI受けた政策期待の買いはいつまで続くか 来週は中小企業対象の財新PMI
アジア株 上海株は上昇、期待外れの中国PMI受けた政策期待の買いはいつまで続くか 来週は中小企業対象の財新PMI
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 18948.01(+13.65 +0.07%)
中国上海総合指数 3207.27(+24.89 +0.78%)
台湾加権指数 16900.91(-41.39 -0.24%)
韓国総合株価指数 2564.23(+14.21 +0.56%)
豪ASX200指数 7192.70(-2.21 -0.03%)
インドSENSEX30種 64359.41(+443.99 +0.69%)
アジア株はまちまち。
香港株は前営業日終値付近でもみ合い。米金融引き締め長期化が懸念されている一方、下値では中国の景気支援策期待の買いが入っている。
上海株は0.78%高。医療品や素材、エネルギー、消費財関連が上昇。期待外れのPMIを受け景気支援策期待が高まっている。
きょう発表された中国6月の製造業PMIは49.0と前回の48.8から小幅に上昇したものの、3カ月連続で好不況の判断基準である50に届いていない。非製造業PMIは53.2となり、昨年末以来の低水準となった。来週は中小企業を対象とした財新の6月製造業PMIが発表される。かろうじて50を維持することが予想されているが、きょうのPMIが3カ月連続で50を割り込んだことから、財新も低下する可能性がある。弱い内容となれば政策期待は一段と高まるが、いつまで経っても当局が支援策を打ち出さなければ、再び失望感が広がる恐れも。
中国紙が当局が不動産市場の回復を支援するために段階的な支援策を講じる可能性があると報じたことを受け、天津市房地産発展や上海万業、信達地産、北京首都開発など不動産株は総じて上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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