東京株式(前引け)=反発、米利下げと円安が追い風
18日前引けの日経平均株価は前営業日比487円05銭高の4万5277円43銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億2390万株、売買代金概算は2兆2720億円。値上がり銘柄数は948、対して値下がり銘柄数は565、変わらずは105銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、買い安心感が広がった。日経平均は大幅高で4万5300円近い水準まで上値を伸ばし、取引時間中の史上最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)による0.25%の利下げ決定を受け、前日の米国株市場が景気敏感株を中心に上昇した流れを引き継いだ。利下げを見越した事前のドル売り・円買いのポジション調整の動きもあり、円相場が1ドル=147円前後と前日夕時点に比べドル高・円安で推移したことも、自動車や半導体など輸出関連株を中心に追い風となった。中国による米エヌビディア<NVDA>製半導体の購入停止を巡る報道への反応は限定的だった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が高く、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が値上がり。JX金属<5016>も水準を切り上げた。トヨタ自動車<7203>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>はしっかり。さくらインターネット<3778>がストップ高。レゾナック・ホールディングス<4004>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も値を飛ばした。半面、任天堂<7974>が安く、川崎重工業<7012>、IHI<7013>が値下がり。東京電力ホールディングス<9501>、東京ガス<9531>も軟調だった。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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