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ドル安と円安が再燃、欧州株が堅調=ロンドン為替概況

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ドル安と円安が再燃、欧州株が堅調=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル安と円安の動きが再燃している。ドル円は137.97レベルと一時138円台割れとなるも、すぐに138円台前半に下げ渋った。クロス円は東京市場での下落から反発。ユーロ円は148.75レベルまで下落したあとは、足元で149.30付近まで反発。ポンド円も171.25近辺まで下落したあとは172円手前水準まで買い戻されている。さらに堅調なのがオセアニア通貨で、NZドル円は東京朝方につけた高値を上抜けて、足元では86.80付近に高値を更新している。豪ドル円も91円台後半で底堅く推移するなかで、一時91.98レベルに本日の高値を更新した。ユーロドルは一時1.08台乗せ、ポンドドルは1.24台前半に高値を伸ばすなど、前日海外市場での下げから反発している。欧州株が堅調に推移しており、独DAX指数は最高値を試す展開となっている。また、東京市場では全国CPIの上昇が日銀金融政策修正観測につながって円が買われたが、東京夕方の植田日銀総裁講演では緩和継続姿勢が微動だにしなかったことで円が売り戻された面もあったようだ。

 ドル円は138円台前半での取引。前日NY終盤に138.75近辺まで買われた後、東京市場では上値を抑えられた。ロンドン序盤には137.97レベルと一時138円台を割り込んだ。しかし、欧州株の堅調な動きでクロス円が上昇、ドル円はすぐに138円台前半に下げ渋った。植田日銀総裁が講演で緩和継続姿勢を強調しており、東京朝方に発表された全国CPIの上振れを受けた市場の政策修正観測を打ち消した。

 ユーロドルは1.08付近での取引。前日の海外市場で下落したあと1.0760付近で下げ止まった。東京午後からはポジション調整的な買いが入り、ロンドン市場では欧州株高もあって一時1.08台乗せへと反発した。ユーロ円は東京市場での下落を受けて朝方に148.75近辺まで安値を広げた。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに流れは反転、149円台前半へと再び上昇している。対ポンドでは買いが先行したが、流れは続かず上下動にとどまっている。最新のECB経済報告で「インフレ見通しは引き続き高すぎる状態」「ヘッドラインインフレはここ数カ月で低下も、基調的な物価圧力は依然として強い」などインフレに対する警戒感が強調されていた。

 ポンドドルは1.24台前半での取引。1.24挟みの水準で振幅していたが、ロンドン時間に入ると買いが優勢となり、高値を1.2439近辺に伸ばした。ポンド円は171.25近辺まで下落したあとは、買いに転じると172円手前水準まで買い戻されている。ユーロポンドは0.8670台から0.8690台での上下動にとどまっている。ポンド独自の材料は見当たらず、リスク動向やその他主要通貨の値動きをにらんだ展開となっている。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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