英総合インフレ、エネルギー価格のベース効果で4月は鈍化=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルは瞬間的に1.23ドル台に下落する場面が見られた。21日線を下放れる展開となっており、下値警戒感が高まっている。きょうはベイリー英中銀総裁などの英中銀委員の議会証言が行われていたが、バランスシート縮小のペースを速める可能性が高いことを示唆していた。英中銀は現在、量的引き締め(QT)を四半期当たり約200億ポンドのペースで進めている。満期償還金を再投資しないほか、保有資産の売却も積極的に行っている。
来週は4月の英消費者物価指数(CPI)の発表が注目されるが、前年比で2桁の上昇を示していた総合インフレは8%台への鈍化が見込まれている。特にエネルギー価格が前年4月の急上昇によるベース効果で、数字を押し下げると見込まれているようだ。昨年4月の英国の電気ガス料金は47.5%上昇していた。昨年の英公共料金は政府による上限価格設定の四半期ごとの調整を受けて、7月と10月にも上昇し、それに伴うベース効果が今後も出ることが予想されるという。
その他、食品価格の上昇ペースは5月以降、より緩やかになると考えられるという。4月の総合インフレは3月の前年比10.1%から8.2%に、コアインフレはほぼ横ばいの6.1%が見込まれ、英中銀は6月の0.25%ポイントの利上げを最後に利上げを停止する根拠になるとの指摘も出ている。
GBP/USD 1.2407 GBP/JPY 171.82 EUR/GBP 0.8679
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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