アジア株 上海株は軟調 中国デフレ深刻化、PPIが約3年ぶりの落ち込みを記録
アジア株 上海株は軟調 中国デフレ深刻化、PPIが約3年ぶりの落ち込みを記録
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19709.35(-52.85 -0.27%)
中国上海総合指数 3315.55(-3.61 -0.11%)
台湾加権指数 15533.60(-108.16 -0.69%)
韓国総合株価指数 2504.02(+7.51 +0.30%)
豪ASX200指数 7246.40(-9.34 -0.13%)
インドSENSEX30種 61990.87(+50.67 +0.08%)
アジア株はまちまち。米利上げ打ち止め期待が広がっている一方、中国の景気回復の勢いの鈍さが懸念されている。
中国4月の消費者物価指数は2021年2月以来の低水準となり、生産者物価指数は2020年5月以来の大きな落ち込みを記録した。PPI低下を受け中国のデフレ深刻化が懸念されている。ただ、昨年4月に上昇した反動で落ち込んだとの見方もある。昨年4月はゼロコロナ政策の影響でパニック買いや買いだめで食料品価格を中心に物価が急上昇した。また、世界的な商品価格の上昇の影響を受け、PPIは8.0%上昇した。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。物価統計を受けマイナス圏に転落したが、下値では景気支援策期待の買いが入っているもよう。
弱い中国物価統計を受け香港株も下げに転じている。不動産や消費者サービス、エネルギー関連が下落。一方、アリババやバイドゥなどハイテク関連の一角は上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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