方向性に欠ける取引、米GDP速報値待ちに ドル円133円台半ば=ロンドン為替概況
方向性に欠ける取引、米GDP速報値待ちに ドル円133円台半ば=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、方向性に欠ける取引となっている。日本時間午後9時30分に発表される第1四半期の米GDP速報値の結果内容を確かめたいのとムードが広がっている。欧州株は序盤に売り先行も、米株先物の堅調な動きとともにプラス圏へと持ち直している。米10年債利回りは3.43-3.47%での上下動。ドル円は東京市場でじり高となったあと、ロンドン序盤には133.94近辺と前日高値水準に並んだ。しかし、買いは続かず、取引中盤にかけては133.50割れへと反落している。ユーロ円も147.99近辺まで買われたが、148円台乗せにはいたらず147.50割れへと反落。ポンド円は167.03近辺まで買われたあとは166.30付近に下押しされている。ユーロドルは1.10台半ばを軸とした上下動、ポンドドルは1.24台半ばから後半で小幅の振幅。4月ユーロ圏景況感は改善が見込まれていたが、99.3と前回99.2とほぼ同水準だった。
ドル円は133円台半ばでの取引。東京市場では133.40近辺を安値にじり高の動きを示した。ロンドン序盤には133.94近辺まで買われ、前日海外市場での高値水準に並んだ。しかし、その後は133.40台へと再び押し戻されている。東京市場からは上に往って来いと方向性に欠けている。
ユーロドルは1.10台半ばでの取引。東京午後に1.1064近辺まで買われ、ロンドン序盤には1.1034近辺まで売られた。狭いレンジ取引となっている。ユーロ円はドル円とともに振幅。ロンドン朝方に147.99近辺まで買われたあとは147.30台へと反落している。対ポンドではユーロ買いが先行したが、足元では売り戻しに押されている。4月ユーロ圏景況感は改善が見込まれていたが、99.3と前回99.2とほぼ同水準だった。
ポンドドルは1.24台後半での取引。東京午後につけた1.2488近辺を高値に、ロンドン序盤には1.2441近辺まで下落。その後は再び1.24台後半と振幅している。ポンド円はロンドン序盤につけた167.03近辺を高値に、取引中盤にかけては166.30付近に下押しされている。東京市場からは上に往って来いと方向性に乏しい振幅。ユーロポンドは買いが先行して0.8872近辺まで買われたあとは、0.8851近辺に下落している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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