ドル買い優勢、株式の反発が一服、やや不安定な相場に=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、株式の反発が一服、やや不安定な相場に=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。東京市場ではドルがじり安の流れとなり、ロンドン朝方まで継続した。クレディスイスや米ファースト・リパブリック銀行に支援策が打ち出されたことがリスク警戒の動きを緩和させていた。欧州株も買いが先行、米株先物も一時プラスに転じた。しかし、クレディスイス株の反発力は鈍く、下げに転じたことで再びリスク警戒のドル買いが優勢になっている。ユーロドルは1.0670近辺まで上昇したあと、1.06台前半へと反落。ポンドドルも1.2177近辺を高値に1.2120台まで反落した。ドル円はクロス円の売り圧力もあって売買が交錯133.30付近に買われる場面もあったが、足元では132.50台へと安値を広げる動き。ユーロ円は142円台乗せから141円ちょうど付近へと下落。ポンド円は162円付近から161円台割れへと下落。リスク警戒の円買いの動きが加わった。米10年債利回りは3.58%付近から3.48%付近へと低下している。週末にかけて不安定な相場となっている。

 ドル円は132円台後半での取引。東京朝方につけた133.76近辺を高値に、その後は上値重く推移。ロンドン序盤に132.70近辺まで下落したあと、133.35近辺まで買われる場面があった。しかし、足元では米債利回り低下とともに売られ、132.60台へと安値を広げてきている。

 ユーロドルは1.06台前半での取引。東京市場でじり高となった流れを受けて、ロンドン朝方には高値を1.0670近辺まで伸ばした。しかし、その後は上値が重くなり、1.0620台へと下押しされている。ユーロ円は142円台乗せも買いは続かず。ドル円とともに下げて141円台を割り込んでいる。対ポンドでは上下動も方向性は希薄。クレディスイス株が再び9%安と冴えない動きがリスク警戒を再燃させている。

 ポンドドルは1.21台前半での取引。ユーロドルとともに高値を1.2177近辺まで伸ばしたあとは、上値を抑えられている。足元では1.2120台で揉み合っている。ポンド円は162円台に一時乗せたが、ドル円の下げとともに下落し、安値を160.70台へと広げている。ユーロポンドは0.87台後半で振幅も、やや上値が重くなっている。ポンド独自の値動きはみられていない。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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