ドル円は往って来いも値幅自体は限定的=東京為替概況
ドル円は往って来いも値幅自体は限定的=東京為替概況
昨日の海外市場ではSVB破綻がらみでのリスク警戒の動きが後退。一時134円90銭を付けたが、その後134円ちょうど前後まで調整が入り、134円台前半で東京市場を迎えている。午前中はリスク警戒の動き後退の流れを受けた円売りに134円60銭前後を付けたが、その後プラス圏でスタートした日経平均の売りが強まったこともあり、ドル売り円買いが優勢となって昼前に134円03銭を付けた。
午後に入ると一転してドル高円売りとなった。134円の大台を維持したことで短期の買い戻しが入ったこと、今月のFOMCでの金利据え置きなどが後退し、0.25%の織り込みが進む中で米債利回りの動きが落ち着き、従来のドル高基調に復したことなどから、朝の高値を超えて134円60銭台を付けている。
ユーロドルは昼前のドル安局面で1.0760ドル前後を付けたが、ドル円同様に午後はドル高が入り1.0730前後での推移。
ユーロ円はリスク警戒の動きが支えとなって比較的しっかり。値幅自体はそれほど大きくないものの144円60銭台を一時付けている。
豪ドルは昼前のドル売り局面で、昨日海外市場で上値を抑えた0.67手前の豪ドル売りをこなし、0.6710を付けた。その後は調整が入っており、0.6680前後での推移となっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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