ドル売りは続かず売買交錯、NY市場休場控えて動きにくく=ロンドン為替概況
ドル売りは続かず売買交錯、NY市場休場控えて動きにくく=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル売りが先行も続かず。先週末にドルが売られて引けたあと、週明けもほぼ同水準での取引が続いている。ドル円は東京午後につけた133.96近辺を安値にロンドン序盤には134.37近辺までの反発。その後は134円手前水準へと再び軟化している。ユーロドルは1.0705近辺に高値を小幅更新したが、その後は1.0670台まで小反落。ポンドドルも1.2057近辺まで買われた後は、1.2015付近まで下押しされた。ただ、目立った調整には至らず売買が交錯している。欧州株は買い先行も、次第に売りに押されている。足元ではほぼ先週末終値水準を巡る取引に落ち着いてきている。クロス円はドル円とともに振幅。ユーロ円は東京午後につけた143.19近辺の安値から、ロンドン序盤には143.60付近まで反発。しかし、上値も重く143円台前半に押し戻されている。ポンド円も161.75近辺まで買われたあとは161.18近辺まで反落。欧州株動向をにらんで振幅している。このあとのNY市場はプレジデンツデーの祝日のため米株式および債券市場が休場となる。この日は目立った経済統計発表もなく、全般に模様眺めとなっている。
ドル円は134円台前半での取引。東京午前につけた134.54近辺を高値に、午後には133.96近辺まで反落。その後は134円付近で揉み合うも、ロンドン序盤には再び買われて134.37近辺まで反発。しかし、上値も重く134円台前半で推移している。足元では上値が重い印象となっている。米国が祝日となるため米債の時間外取引も休場となっている。米株先物は時間外取引で小安く推移。
ユーロドルは1.06台後半での取引。ロンドン序盤に1.0705近辺まで買われた後は、1.0673近辺まで反落。先週末NY市場で買われたあとの高値水準での揉み合いが続いている。ユーロ円は143円台前半から半ばでの揉み合い。東京午前に143.66近辺の高値をつけたあとは午後に143.19近辺に安値を広げた。その後はロンドン時間にかけてレンジ内での上下動にとどまっている。対ポンドでは目立った動きをみせていない。ルメール仏財務相は、食品価格のインフレについて話し合うためスーパーマーケット小売業者との会合を近々開催予定、フランスの食品価格上昇に対処する方策が3月中旬までに解決策見出すこと期待、と述べた。
ポンドドルは1.20台前半での取引。ロンドン序盤に1.2057近辺まで買われたあとは、1.2015近辺まで反落した。ユーロドルと同様に先週末に買われた後の高値圏での揉み合いに終始している。ポンド円は序盤に161.75近辺まで上昇したあとは、欧州株の軟調を横目に161.18近辺まで反落。やや上値重く推移している。ユーロポンドは0.8870台から0.8890台での揉み合いが続き、方向性に乏しい展開。この日は目立った経済指標発表もなく、材料難となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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