ドル円135円台に乗せる、ドル高基調継続=ロンドン為替概況
ドル円135円台に乗せる、ドル高基調継続=ロンドン為替概況
ドル円は前日からの上昇基調が継続。節目である135円に乗せてきた。昨日の米生産者物価指数が強く出たことや地区連銀総裁のタカ派発言を受けてドル高が強まったドル円。134円40銭台を付けた後、いったん133円台まで調整が入って東京市場を迎えると、東京市場でもドル高が継続する形で134円台後半を付け、午後に今年の高値を更新した。ロンドン市場に入っても流れが変わらず、135円トライの動き。135円手前に売りが並んでおり、じりじりとした動きながら押し目がほとんどなく上昇。135円台を示現。大台を付けたことで流石に一服感が出て134円70銭台まで調整も、ドル高基調が継続。再び135円台に乗せ135円10銭前後を付けた。
ユーロドルは東京午後に1.0630台までユーロ安ドル高が進んだ後、いったんもみ合い。ドル円が135円台からいったん調整が入った局面で1.0660前後まで調整が入った。ユーロポンドの1ユーロ=0.89ポンド前後が堅調で、ユーロ売りを抑えた面も。ただ、ドル円同様にドル高基調が継続しており、調整一服後は再びユーロ安となって1.0620前後を付けている。欧州株安、米株先物安の動きがリスク警戒のユーロ売りドル買いにつながった面もある。
ドル主導の展開とはいえ、ドル円が135円を試す展開になる中でユーロ円も序盤しっかりの展開。143円60銭台まで上昇。その後対ドルでのユーロ売りに押されて143円30銭台を付けている。
ポンドドルは1.1920台での推移。序盤に対ユーロでのポンド売りなどもあって1.1910台を付けた。その後いったん調整が入ったが、ドル全面高の流れが続く中で上値を抑えられた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。