ユーロ圏の景気回復にはさらなる困難が伴う可能性=NY為替
きょうはドル円が戻り売りに押される中、ユーロ円も追随する動きが出ており、一時140円台に値を落とす場面が見られた。200日線は140.95円付近に来ており、その水準に顔合わせしている。
ユーロ圏は今冬の景気後退を回避できそうな気配となっており、これは短期的には良いニュースだが、同時に問題も生じるとの指摘が出ている。最近の回復力が続けば、ECBが高金利をより長期的に引き上げ続けるという見通しが現実味を帯び、その場合、市場で現在織り込まれているよりも金利が上昇することになるという。
市場は現在、6月にECBの中銀預金金利のターミナルレート(最終到達点)が3.25%か3.50%まで上昇すると予想している。
EUR/JPY 141.05 USD/JPY 129.24 EUR/USD 1.0914
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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