円高の動き広がる、ドル円一時131円台半ば=ロンドン為替概況
円高の動き広がる、ドル円一時131円台半ば=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、円高の動きが広がっている。特段の新規材料はでていないが、ドル円は28日NY市場につけた134.50近辺を戻り高値として再び下押しの流れに入っている。ロンドン朝方に132.50付近を下抜けると一時131.55近辺まで安値を広げた。その後は132円台を回復する場面もあったが、再び131円台後半へ押し戻されている。クロス円も円高の流れ。ユーロ円は一時140.50割れ、ポンド円は158.50割れまで下押しされた。足元では下げ渋りも東京市場の水準には戻しきれていない。ドル相場はややドル売りの動きが波及している。ユーロドルは引き続き1.06台での推移だが、1.0640付近から1.0680付近へと買われている。ポンドドルは1.20台での振幅で方向性に乏しい。ユーロ対ポンドでは振幅もややユーロ買いの動きとなっている。米10年債利回りは3.82%付近から3.85%付近へと上昇。欧州株や米株先物は上値重く推移している。全般にテーマ性に欠ける値動きで、年末を控えたポジション調整に終始しているようだ。
ドル円は131円台後半での取引。東京市場から引き続き軟調な展開。ロンドン朝方に132.50レベルを下回ると一時131.55レベルまで下押しされた。その後、132円台を一時回復したが、再び131円台後半へと押し戻されている。
ユーロドルは1.06台後半での取引。東京市場で1.06台後半から前半へとじり安の動きとなったあとは、上昇に転じている。ドル円の下げにつれてドル安となった面が強いようだ。1.0685近辺に本日高値を伸ばしている。ただ、このところ見慣れた1.06台は離れず。ユーロ円は140円台後半での取引。141円台割れから一時140.36近辺まで下落した。その後は下げ渋りも141円には届いていない。対ポンドでは売りが先行した後は、買いに転じている。ただ、目立った材料はでていない。
ポンドドルは1.20台半ばでの取引。1.2020台から1.2070台までの振幅が続いており、年末で典型的な様子見相場となっている。ポンド円はドル円につれ安となり、160円台後半から158.45近辺まで下押しされた。その後は159円台が重くなっている。ユーロポンドは振幅。0.8820付近まで下落したあとは0.8870付近へと上昇。足元ではユーロ買いが優勢になっている。12月ネーションワイド住宅価格は前月比-0.1%、前年比+2.8%と引き続き鈍化傾向がみられた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。