落ち着いた取引続く、クリスマスの週末を控えて=ロンドン為替概況
落ち着いた取引続く、クリスマスの週末を控えて=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、落ち着いた取引が続いている。クリスマスの週末を控えて、ロンドン欧州勢には休暇を取っている参加者も多い模様。積極的な取引は手控えられている。ドル円は東京市場で実需の買いが入ったあとは、132円台後半での揉み合いが続いている。ロンドン序盤に下押しで132.50割れとなるも、その後は132.70付近まで底堅く推移している。ただ、133円台をうかがうほどの動意はみられていない。ユーロドルは1.0631近辺に高値を伸ばしたあとは一時1.06台割れ、その後は1.06台前半に落ち着いている。ポンドドルはやや騰勢が勝っており、1.2050割れから1.2082近辺へと小幅に高値を伸ばしている。欧州株や米株先物がおおむね堅調に推移。米10年債利回りは3.70%台へと小幅に上昇。クロス円はユーロ円が140円台後半での揉み合い、ポンド円が159円台後半から160円台乗せへと小高く推移している。この日は目立った英欧経済統計の発表や金融当局者の発言報道はなかった。
ドル円は132円台後半での取引。東京朝方につけた132.16近辺の安値から午前に買いが入ると132.81近辺まで高値を伸ばした。ロンドン時間に入ると目立った動意はみられず132円台半ばから後半での静かな取引が続いている。
ユーロドルは1.06台前半での取引。前日海外市場で下落したあと、やや買い戻しが入っている。ロンドン朝方には1.0631近辺まで高値を伸ばした。その後は1.06台割れとなったが、すぐに買いが入り1.06台前半で推移している。ユーロ円は東京午前にドル円とともに買われ、140円台前半から後半へと上昇。ロンド時間に入ってからは140.86近辺まで買われたが、その後は140円台後半で売買が交錯している。対ポンドではユーロ売りのフローが入っており、ユーロの上値を抑えている。
ポンドドルは1.20台後半での取引。前日NY後半から東京市場にかけては1.20台半ばを軸に揉み合っていたが、ロンドン時間にはやや買いが優勢となり1.2090付近へと上昇してきている。ポンド円は159円台半ばで下支えされており、足元では160円台前半へと上昇している。ユーロポンドは0.8810台から0.8780台へと軟化。総じてポンド買いの動きが入っている。ただ、目立った材料はでていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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