【海外市場の注目ポイント】１１月の米耐久財受注速報値など

　日本時間午後１０時半に１１月の米耐久財受注速報値が発表される。総合の大方の予想が前月比１．０％減、輸送用機器を除いた大方の予想が同変わらずとなっており、前月比では、総合が４カ月ぶりに減少する一方、輸送用機器を除くと横ばいになるとみられている。１５日に１１月の米鉱工業生産指数と１１月の米設備稼働率が発表されており、どちらも予想を下回っていた。１１月の米耐久財受注速報値も同様の結果になれば、ドルが売られる可能性がある。
　
　また、日本時間午後１０時半には１１月の米個人所得、１１月の米消費支出（ＰＣＥ）、１１月の米ＰＣＥデフレーター、同２４日午前０時には１１月の米新築住宅販売件数も発表される。１１月の米個人所得は、大方の予想が前月比０．３％増となっており、前月比では１０カ月続けて増加すると見込まれ、１１月の米ＰＣＥは、大方の予想が前月比０．２％増となっており、前月比では４カ月続けて増加するとみられている。１１月の米ＰＣＥデフレーターは、大方の予想が前年比５．５％上昇となっており、前年比の伸びが前月の６．０％上昇から鈍化すると見込まれ、１１月の米新築住宅販売件数は、大方の予想が年換算６０万戸となっており、前月の同６３万２０００戸を下回り、２カ月ぶりに減少するとみられている。
　
MINKABU PRESS