ユーロドルは200日線を上放れる ドイツ小売売上高の減少はさらに深まる可能性=NY為替
きょうも為替市場は前日のパウエルFRB議長の講演を受けたドル売りが続いており、ユーロドルは1.05ドル台を回復している。ユーロドルは本日の上げで200日線を上放れる展開を見せており、明日の米雇用統計を受けて、さらに上値を試しに行くか注目される。
ロンドン時間に10月のドイツ小売売上高が発表されていたが、前月比2.8%減と名目、実質ともに減少に転じていた。市場からは、小売売上高を圧迫していたのはインフレだけではなく、景気減速もあるとの指摘が出ている。
少なくとも小売部門においてのドイツの個人消費は、第4四半期を後手に回ってスタートした可能性があるという。今後発表になる11月、12月分の数字が10月の水準で安定すると仮定したとしても、10-12月期(第4四半期)は第3四半期の前期比0.9%減に続き、2.4%程度の減少が想定され、落ち込みはそれ以上になる可能性も高いという。
ドイツ小売売上高(10月)16:00
結果 -2.8%
予想 -0.7% 前回 1.2%(0.9%から修正)(前月比)
結果 -6.6%
予想 -2.8% 前回 -0.3%(-0.6%から修正)(前年比)
EUR/USD 1.0504 EUR/JPY 142.49 EUR/GBP 0.8571
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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