【これからの見通し】米国市場は感謝祭で休場、今週のドル安の流れ続くのか

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【これからの見通し】米国市場は感謝祭で休場、今週のドル安の流れ続くのか

 きょうは米国市場は感謝祭のため休場となる。今週はドル売りの流れが形成されており、薄商いが予想されるなかで、一段とドル安が進行するのか、またはいったん手仕舞いが入るのか、神経質な相場展開を想定しておきたい。

 今週発表された最新の米FOMC議事録では、12月を含めた今後の利上げペース鈍化とともに、ターミナルレート(利上げ終着水準)の引き上げ観測が示されていた。ただ、一連の米金融当局者の発言から市場はこの2点について十分に織り込んでおり、目新しさはなかった。昨日の米経済指標では、PMIの悪化や新規失業保険申請件数の増加がドル売り材料とされた。しかし、耐久財受注は予想を上回っており、ドル売りの流れのなかでの指標反応だったようだ。

 最近のドル安の背景としては、きょうの感謝祭休場を控えたポジション調整の面が指摘される。また、リスク動向に変化に乗じてリスク警戒のドル買い圧力が後退したとの見方もよく聞かれるところだ。中国での新型コロナ感染拡大が深刻である一方で、不動産対策への期待で香港・上海株はリバウンドの地合いを整えてきている。

 さらに、ドル相場には相手先通貨があることから、その代表格であるユーロの動向に反応した面もあるようだ。OECD経済見通しでは、ユーロ圏は市場が想定する以上の利上げが必要との見解が示されていた点が、材料視されたようだ。12月ECB理事会での利上げ観測は50bpと75bpに分かれている状況だ。きょうのECB議事録でヒントが得られるのかどうかが注目される。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツIfo景況感指数(11月)、南ア生産者物価指数(10月)、スウェーデン中銀政策金利、トルコ中銀政策金利、南ア中銀政策金利などが予定されている。スウェーデン中銀は2.5%への利上げ、トルコ中銀は9%への利下げ、南ア中銀は7%への利上げが見込まれている。

 発言イベント関連では、ECB議事録(10月27日開催分)が公表される。ラムスデン英中銀副総裁、ピル英中銀チーフエコノミスト、マン英中銀委員、シュナーベルECB理事などが英中銀ウォッチャー会議に出席する。ナーゲル独連銀総裁が討論会に参加する。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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