英欧のPMIは低下の見込み 予想通りなら12月の0.50%ポイント利上げ観測を補強=NY為替
NY時間の終盤に入って円安の動きは続いており、ユーロ円、ポンド円も本日高値圏での推移が続いている。ポンド円は168円をうかがう動きを見せており、21日線を上回って来ている。一方、ユーロ円も145円台半ばまで上昇しており、本日145.75円付近に来ている21日線回復をうかがう展開が見られている。
今週は11月のユーロ圏と英国のPMIの発表が予定されている。市場では緩やかな低下が続くと予想している。11月のユーロ圏総合PMIは10月の47.3から47.0に、英総合PMIが前月の48.2から47.5に低下すると予想。ユーロ圏の総合PMIの低下は、フランスと南欧が牽引し、ドイツの小幅改善を一部相殺すると予想されている。
予想通りであれば、景気後退を示唆する内容でもあり、ECB、英中銀それぞれ、市場で観測されている12月の0.50%ポイントの利上げ観測を補強する形となる。
USD/JPY 142.12 EUR/USD 1.0244 GBP/USD 1.1820
EUR/JPY 145.61 GBP/JPY 167.99
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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