【これからの見通し】円相場に視線集まる、日銀動かず FOMCに続いてスイス・英国なども利上げへ

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【これからの見通し】円相場に視線集まる、日銀動かず FOMCに続いてスイス・英国なども利上げへ

 ドル円相場が上下動激しくボラタイルな値動きとなっている。昨日の米FOMCに続いて、日銀の金融政策発表をめぐっては介入などの思惑が交錯した。米FOMCの時には143円台半ばから144円台後半での振幅。きょうの日銀の時には143円台半ばから145円台前半での値動きとなった。米大幅利上げをめぐる反応よりも、日銀による介入などへの思惑の方が市場に与えるインパクトが大きかったことになる。ドル円1週間ボラティリティーは2大イベント通過後も13%台半ばと高水準を維持している。まずは、この後の黒田日銀総裁会見での一問一答に円相場は神経質な値動きを見せそうだ。

 ロンドン時間に入ると一連の各国政策金利発表が待ち構えている。発表順では、フィリピン中銀、インドネシア中銀、スイス中銀、ノルウェー中銀、英中銀、トルコ中銀、南アフリカ中銀となる。トルコ中銀以外はすべて利上げ見通しとなっている。日銀の超緩和政策継続との差異が一段と広がることとなる。金利差拡大見通しの点からみる限りは、円安圧力が一段と強まる状況といえよう。

 市場の注目度が高いのはマイナス金利から脱却する見込みのスイス中銀か。市場では-0.25%から+0.50%へと75bp利上げ観測が優勢。また、インフレ高進と景気後退懸念に綱引きとなっている英中銀も注目される。市場では50bp利上げで2.25%に政策金利が引き上げられる観測が優勢。ただ、足元10%近いインフレ率であることから、75%利上げの観測も残っている。

 その他の経済指標発表予定は、香港消費者物価指数(8月)、香港経常収支(第2四半期)、米経常収支(第2四半期)、米新規失業保険申請件数(09/11 - 09/17)、米景気先行指数(8月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(9月)など。注目は米新規失業保険申請件数か。昨日のパウエルFRB議長会見では、インフレ抑制には景気減速が必要で、そのバロメーターとして失業率がある程度は上昇する見込みに言及されていた。失業保険申請件数にその兆候が表れるのかどうかも注意しておきたい。

 発言イベント関連では、黒田日銀総裁に続いてECB経済報告、フローデン・スウェーデン中銀副総裁、テンレイロ英中銀委員、シュナーベルECB理事の講演やイベント参加が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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