アジア株 香港株は軟調、不動産業界巡る懸念が重石 韓国株は1カ月ぶり高値
アジア株 香港株は軟調、不動産業界巡る懸念が重石 韓国株は1カ月ぶり高値
東京時間10:59現在
香港ハンセン指数 20647.01(-23.03 -0.11%)
中国上海総合指数 3284.29(+8.53 +0.26%)
台湾加権指数 14957.48(+35.89 +0.24%)
韓国総合株価指数 2435.20(+19.67 +0.81%)
豪ASX200指数 6852.90(+29.66 +0.43%)
アジア株は香港を除いて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。次回会合以降の米大幅利上げ観測が後退したことから、きのうの米株は大幅高となった。きのうのFOMCでパウエルFRB議長は、いずれは利上げペースを落とすことになると述べた。
香港市場では不動産や銀行など金融株が下落している。引き続き不動産ローンを巡る不透明感が重石。不動産開発会社のCG SERVICESは1.8%安、碧桂園控股は1.3%安、九龍倉置業地産投資は1.1%安。シティが不動産業界の上期収益が5年ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示したほか、JPモルガンは碧桂園控股の投資判断を「アンダーウェイト」に引き下げた。
韓国株は0.81%高、約1カ月ぶり高値をつけている。チョイル・アルミニウムやサムーAアルミニウムなど素材関連が総じて上昇している。
一方で、北朝鮮を巡る懸念はやや高まっている。金正恩総書記は27日に休戦69年記念日で演説を行った際、北朝鮮は米国との軍事衝突に対応する準備が整っていると述べたほか、韓国新政権の危険な試みは罰せられ、排除されるとも述べた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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