米10年債利回り低下 リスク回避の雰囲気が落ち着く=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)(日本時間05:32)
米2年債 3.817(+0.055)
米10年債 4.395(-0.016)
米30年債 4.878(-0.025)
期待インフレ率 2.273(+0.042)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りが低下。本日の市場はリスク回避の雰囲気が落ち着いており、米株式市場も大幅反発となる中、米国債は買い戻しが入り、利回りは低下した。
ベッセント財務長官の発言に敏感に反応する場面も見られた。長官は米大手銀主催の投資家との非公開の会合で、「関税を巡る中国との対立は長くは続かず、緩和していく見通しだ」と述べていた。
なお、本日は2年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回った。利回りは上昇の反応も見られたものの、一時的な動きに留まっている。2年債利回りは上昇した。
2-10年債の利回り格差は+58(前営業日:+64)に縮小。イールドカーブのスティープ化も一服した。
*米2年債入札結果
最高落札利回り 3.795%(WI:3.789%)
応札倍率 2.52倍(前回:2.66倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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