タペストリーは見通し下方修正も大幅高 足かせは一時的なものとの評価も=米国株個別
アパレルのタペストリー(旧コーチ)<TPR>が大幅高。取引開始前に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期の見通しを下方修正しており、強い決算ではなかった。下方修正に関しては、中国のロックダウンと、米政府が一般特恵関税制度と呼ばれる貿易プログラムを年度末までに更新しないとの見通しを背景にしている。
ただ、アナリストからは、この足かせは一時的なものであり、堅調な第3四半期決算は2023年度に向けた励みになるとの評価も出ている。「同社はよりクリーンで、消費者と共鳴するための好位置にあるブランドであり、よりスリムで収益性の高い姿でパンデミックから浮上している」とも語った。
(1-3月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.51ドル(予想:0.41ドル)
・売上高:14.4億ドル(予想:14.3億ドル)
・粗利益率(調整後):69.9%(予想:68.7%)
・在庫:9.13億ドル(予想:8.74億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.45ドル(従来:3.60~3.65ドル)
・売上高:約67億ドル(従来:約67.5億ドル)(予想:67.5億ドル)
(NY時間15:52)
タペストリー<TPR> 30.67(+4.15 +15.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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