米政府機関の一部閉鎖で、今日のADP雇用統計が目先の労働市場の唯一の指針となる可能性も=NY為替
米政府機関の一部閉鎖で、今日のADP雇用統計が目先の労働市場の唯一の指針となる可能性も=NY為替
米政府機関の一部閉鎖を受けて、あすの米新規失業保険申請件数や金曜日の米雇用統計発表が延期される可能性が極めて高い状況となっている。本日発表された9月米ADP雇用統計が目先の米労働市場を判断する上での唯一の指針となる可能性がある。
米ADP雇用者数は3.2万人減と市場予想5.1万人増からは予想外の減少となった。さらに、前回8月データも5.4万人増から3千人減に下方修正されている。内訳をみても、財生産部門、サービス提供部門、貿易・運輸・公益事業部門、レジャー・宿泊部門などあらゆるセクターで雇用者数が減少に転じている。これを受けて、市場では年末までにあと47bp利下げ、今後1年間で104bp利下げを織り込み始めている。
ADPチーフアナリストは「第2四半期の堅調な経済成長にもかかわらず、今月の発表は労働市場で確認されてきた傾向、すなわち米国雇用主が採用に慎重な姿勢を示していることを裏付けるものだ」とコメントしている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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