米連邦政府機関の一部閉鎖などにらみつつの展開=オセアニア為替概況
米連邦政府機関の一部閉鎖などにらみつつの展開=オセアニア為替概況
豪ドルドルは昨日の豪中銀の声明などを受けた今後の利下げ期待後退の影響もあり、昨日海外市場で0.6630に迫った。その後は一転して豪ドル売りドル買いとなり、昼過ぎに0.6589を付けている。13時からの米連邦政府機関の一部閉鎖を受けた混乱を意識したドル売りに安値からは反発。0.6610前後を付けるなど、不安定な動きを見せた。
米連邦政府機関の一部閉鎖は今朝(現地時間では30日夜)に米上院民主党が下院を通過した共和党案を承認しなかったことで、朝の時点でほぼ確定していた(上院独自案を通しても、下院が開いていないため予算の成立が出来ない)。ただ、実際の閉鎖までは急転直下での上院での合意などの期待もあってドル売りが目立たず。
NZドルドルも状況は似ており前日海外市場の0.5807前後から東京昼過ぎに0.5786を付けた。その後はドル売りに押され下げ分をほぼ解消。
対円ではリスク警戒の円買いが一気に進んだ。豪ドル円は昼前まで97円80銭台を中心とした推移。その後円買いが一気に広がり、97円31銭を付けている。NZドル円も85円80銭を挟んでの推移から85円49銭までの下げ。ともにこの後の米政府機関閉鎖の影響を警戒しながらリスク警戒感をやや高めている。
*今週の主なオセアニア経済指標
豪州
09/30 10:30 住宅建設許可 (8月) 結果 -6.0% 予想 2.8% 前回 -8.2% (前月比)
09/30 13:30 中銀政策金利 (9月) 結果 3.6% 予想 3.6% 前回 3.6%
10/02 10:30 貿易収支 (8月) 予想 63.2億豪ドル 前回 73.1億豪ドル
NZ
09/30 09:00 ANZ企業信頼感 (9月) 結果 49.6 前回 49.7
10/01 06:45 住宅建設許可 (8月)結果5.8% 前回 5.4% 改定5.3% (前月比)

執筆者 : MINKABU PRESS
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