FX/為替「ドル/円、118.66円を意識」 外為トゥデイ 2022年3月15日号
目次
▼14日(月)の為替相場
(1):停戦合意期待で円売り先行
(2):日米金利差拡大で118円台乗せ
(3):原油安でユーロ高
14日(月)の為替相場
期間:14日(月)午前7時00分~15日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):停戦合意期待で円売り先行
前週末にロシアとウクライナの第4回停戦交渉がこの日に行われる事が報じられた。停戦合意への期待感から円売りが先行して取引がスタートした。
(2):日米金利差拡大で118円台乗せ
米10年債利回りが2019年7月以来の2.10%台に上昇。日米金利差拡大を受けてドル/円は2017年1月以来の118円台に乗せた。
(3):原油安でユーロ高
ロシアとウクライナの停戦合意への期待が広がる中、NY原油(WTI)が一時100ドル台を割り込むなどエネルギー価格が下落。ユーロ圏経済に対する不安が和らぎユーロ/円は129.71円前後まで上昇した。一方、豪ドル/円はエネルギー価格の下落が重しとなり上値が重かった。なお、ウクライナ大統領府顧問は停戦交渉について「テクニカルな事情により明日まで中断した」と発表した。
14日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:明日のFOMCを前に伸び悩むか
昨日のドル/円は約5年ぶりに118円台へと続伸した。さしたるチャートポイントがない117円台は瞬く間に通過。米長期金利の上昇を背景に一時118.22円前後まで上値を伸ばした。日足は2本連続の大陽線となり上昇モメンタムの強さを示している。ただ、2016年12月に付けた118.66円前後が上値のメドとして意識されているため、この付近では戻り売りが出る可能性もあろう。
本日のドル/円はいくぶん伸び悩む展開を見込むが、明日16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が約3年ぶりの利上げを発表する公算が大きいことから、大きくドル売り・円買いに傾く事もなさそうだ。市場は徐々にFOMC前の様子見モードに移っていくのではないだろうか。
注目の経済指標
注目のイベント
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