東京時間はリスク回避と日銀報道で円買い、ドル円3週間半ぶり安値 来週の日銀会合への注目度一気に高まる
東京時間はリスク回避と日銀報道で円買い、ドル円3週間半ぶり安値 来週の日銀会合への注目度一気に高まる
ドル円は朝方の高値114.23円から一時113.64円まで下落し、昨年12月21日以来の安値をつけた。日銀が金融政策正常化に向け議論をしており、インフレ目標2%達成を前に利上げに踏み切る可能性があると関係者の話としてロイターが報じた。この報道に海外勢が円買いで反応したもよう。ただ、黒田日銀総裁が在任中は金融政策正常化策を進めることはあり得ないとの見方から、この報道は信じがたいとしてサプライズ的な円買い反応は見せていない。どちらかというと、きのうの米株下落や、きょうのアジア市場で上海や香港などが下げているほか、日経平均が大幅安となっていることから、リスク回避の円買いでドル円が下落していると思われる。
日銀は来週17-18日に金融政策決定会合を開く。ロイター報道を受け、今回の日銀会合に対する注目度が一気に高まった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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