来週の英CPIは目標の2%を下回る可能性も=NY為替
きょうのポンドドルは戻り売りが優勢となり、一時1.26ドル台半ばまで値を落とす場面が見られていた。しかし、NY時間に入ると下げ渋る動きを見せ、1.26ドル台後半に戻している。リバウンド相場の流れは継続している状況。
目先のポンドに関しての関心事は、来週22日に発表される4月の英消費者物価指数(CPI)にありそうだ。ベイリー英中銀総裁も言及していたが、エコノミストは急低下を予想しており、3年ぶりに2%目標を下回る可能性もあるという。また、今後数カ月は公共料金や燃料価格の下落によるインフレ押し下げ要因が継続することで、食品価格上昇による押し上げ要因は相殺され、コア指数の押し上げ圧力も縮小する可能性があるという。
それは、FRBよりも先に英中銀が利下げを実施し、来年には政策金利は3.00%まで低下し、現在市場が織り込んでいる3.75%よりも低くなることと一致しているとも述べている。
GBP/USD 1.2673 GBP/JPY 196.73 EUR/GBP 0.8579
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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