ドル円は113円台後半まで買い戻される オミクロンの動向を見極めたい雰囲気も=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場、ドル円は113円台後半まで買い戻されている。オミクロン株への懸念が一服し、株高、原油高が見られる中でドル円も買い戻しが強まった。オミクロン株が最初に報告された南アフリカの医師が、症状はデルタ株の患者に比べ軽度だと語ったことや、科学者らによると、オミクロンは他の変異株に比べ感染力が強いようだが、既存のワクチンに重症化や死亡を防ぐ効果は十分にある可能性が高いとの見解が出ていたことも安心感に繋がっている。バイデン大統領がロックダウンの再導入は見込んでいないと語ったこともフォローとなった模様。

 米国債利回りや米株も下げを取り戻したが、オミクロンに関する現在のワクチンの有効性や、感染力、影響などのより詳細な報告を確認するまでは数週間待たなければならず、不透明感は根強い。一部からは、今年はリスク資産にとって良い年であることもあり、投資家がドル円のロングポジションを直ぐに解消する可能性は低いとの声も聞かれるが、新変種の出現は当然、FRBが正常化に固執できるかどうかを疑問視させるという。

 ユーロドルは1.12ドル台に下落。オミクロン株のニュースをきっかけに、一時1.13ドル台まで回復する場面が見られたものの伸び悩んでいる。きょうの市場は米株や原油が反発して始まっており、先週末の動きを反転させる中でユーロドルも戻り売りに押される展開。

 ユーロドルは11月以降下げが加速し、1.11ドル台まで下落する場面も見られていた。しかし、先週の後半辺りから下げ過ぎ感が指摘される中、オミクロン株のニュースが飛び込んだことで買戻しを強めたものと思われる。通常、このケースのユーロドルであれば、リスク回避の売りのはずだが、市場の反応は買い戻しだった。これは、市場が売られ過ぎ感から反転の機会をうかがっている証拠の可能性があるとの指摘が出ている。下値ではユーロのキャリートレードの巻き返しが出ているものと思われ、リバウンド機運が高まっているという。

 12月に入ると年末に向けたリバランスによるドル売りも期待され、オミクロンに関する不透明感と相まって、FRBの正常化を材料としたドル買いを一時的に遅らせる可能性がある。ただ、その場合でも、あくまで自律反発の範囲で、どの程度の期間続くかは、オミクロンによる世界的なリスク回避の雰囲気次第だという。明日はユーロ圏の11月の消費者物価指数(CPI)速報値が発表されるが、市場の雰囲気次第では自律反発を加速させる可能性もあると指摘している。

 ポンドドルも戻り売りに押されており、一時1.32ドル台に下落。オミクロン株でポンドは積極的な買戻しに苦労する可能性があるとの指摘も聞かれる。背景には3つのポイントを挙げている。1つ目は、英国は感染症疫学と公衆衛生の歴史・実績が最も豊富な国であり、遺伝子配列解析技術についても常に世界の最先端を走ってきた。そのことが逆に、英国での新たな発生を報告する可能性が高いことも意味するという。2つ目は、英株式市場のベンチマークであるFTSEは資源株のウェートが高く、コモディティ需要へのショックが株式市場に大きく影響する。そして3つ目は、英中銀の利上げ開始観測がポンドをサポートしていたが、12月16日の英中銀金融政策委員会(MPC)は現在、以前の利上げ期待が後退しており、据え置きが見込まれている。

 上記の3つの背景により、ポンドは積極的な買戻しに苦労する可能性があると指摘している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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