【海外市場の注目ポイント】１０月の米耐久財受注速報値など

　日本時間午後１０時半に１０月の米耐久財受注速報値が発表される。総合の大方の予想が前月比０．２％増、輸送用機器を除いた大方の予想は同０．５％増となっており、前月比では総合が２カ月ぶりに増加、輸送用機器を除くと８カ月続けて増加するとみられている。１６日に１０月の米鉱工業生産指数と１０月の米設備稼働率が発表されており、どちらも予想を上回っていた。１０月の米耐久財受注速報値も同様の結果になれば、ドルが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後６時には１１月の独ｉｆｏ景況感指数、同午後１０時には７－９月期の米国内総生産（ＧＤＰ）改定値も発表される。１１月の独ｉｆｏ景況感指数は、大方の予想が９６．７となっており、前月の９７．７を下回り、５カ月連続で低下すると見込まれ、７－９月期の米ＧＤＰ改定値は、大方の予想が前期比年率換算２．２％増となっており、速報値の同２．０％増から上方修正されるとみられている。
　
　さらに、日本時間２５日午前０時には１０月の米個人所得、１０月の米個人消費支出（ＰＣＥ）、１０月の米ＰＣＥデフレーターも発表される。１０月の米個人所得は、大方の予想が前月比０．２％増となっており、前月比では２カ月ぶりに増加すると見込まれ、１０月の米ＰＣＥは、大方の予想が同１．０％増となっており、前月比では５カ月続けて増加するとみられている。１０月の米ＰＣＥデフレーターは、大方の予想が前年比５．１％上昇となっており、前年比の伸びが前月の４．４％上昇から加速すると見込まれている。
　
MINKABU PRESS