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リスク選好の円売りが継続、ポンドの伸びが良い=ロンドン為替概況

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リスク選好の円売りが継続、ポンドの伸びが良い=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円安とポンド高の動きが優勢。前日NY市場で米ダウ平均が2営業日連続の最高値更新となるなか、きょうの日経平均も500円超高で引けた。好ムードを引き継いで、欧州株や米株先物・時間外取引も堅調に推移している。為替市場では、ポンド買いが主導する形で、円安とドル安の動きが広がっている。ポンド円は157円台乗せから157円台後半へ、ポンドドルは1.37台後半から1.38台前半へと上伸している。ユーロも連れ高となり、対円は132円台半ば、対ドルは1.16台前半へと高値を伸ばしている。ただ、ユーロは対ポンドでは軟調。28日にはECB理事会が金融政策を発表するが、PEPP縮小は微調整との姿勢に変化はみられそうにない。一方で、英中銀に関しては市場が年内の利上げを織り込む動きとなっており、両中銀のスタンスの差がポンド買い・ユーロ売りを誘っているようだ。ユーロポンドは2020年2月以来のユーロ安・ポンド高となった。独政府は今年の成長見通しを引き下げた。一方で、英小売関連指標は前回からの回復を示すなど経済状況も明暗が分かれていた。ドル円は序盤に114円台乗せへと一段高となったあとは、114円ちょうど付近に高止まりしている。

 ドル円は114円近辺での取引。東京市場でリスク選好の動きから買われたが、114円台には乗せ切れなかった。しかし、ロンドン時間に入るとポンド円の買いなどクロス円全般が堅調に推移しており、ドル円も114円台乗せから114.08レベルまで高値を伸ばした。その後は114円ちょうど付近に高止まりしている。

 ユーロドルは1.16台前半での取引。序盤に1.1594レベルまで小幅に下押しされたあとは、上昇に転じている。足元では1.1625レベルまで高値を伸ばしている。ユーロ円は132.10-20レベルでの揉み合いから再び上昇、高値を132.54レベルに更新している。ただ、対ポンドではユーロは下落している。ECB理事会を28日に控えて、ハト派姿勢が維持される見通しが広がっている。市場が年内の利上げを織り込む英中銀とのスタンスの差が鮮明になっている。

 ポンドドルは1.38台前半での取引。1.3760-70レベルでの揉み合いを上抜けると1.38台乗せから1.3830近辺へと上伸している。ポンド円も堅調で、157円台乗せから157.60台へと高値を伸ばしている。ユーロポンドは0.8430近辺から0.84ちょうど手前まで下落、2020年2月26日以来のユーロ安・ポンド高水準となっている。年内の英中銀利上げ観測が根強いことがポンド高の背景。また、今日発表された10月英CBI小売調査指数は30と前回の11から回復した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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