ドル円は堅調地合い続く、株式市場はさえずリスク警戒の動きも=東京為替概況
ドル円は堅調地合い続く、株式市場はさえずリスク警戒の動きも=東京為替概況
ドル円は昨日の海外市場で111円台半ば超え。株高の動きがリスク警戒の動きの後退につながり、円売りを誘った面も見られた。
111円40銭台で朝の取引を迎えると、東京市場に入ってもドル高基調が継続する形でドル買い円売りに。ドル円は111円70銭台まで。昨日の海外市場動向を受けて上げて始まった日経平均が、その後マイナスに転じ、さらに下げ幅を広げる冴えない動きを見せたが、ドル円の堅調地合いが維持された。アジア株全般に軟調で、恒大集団の問題への懸念が広がっていたが、昨日上昇していた米長期債利回りがもう一段の上昇となり、ドルを支える展開に。ベンチマークとなる米10年債利回りは1.57%前後までともう一段の上昇を見せている。
10時に発表されたNZ中銀金融政策理事会の結果は、2014年以来となる利上げとなった。声明では今後の追加利上げの可能性を示唆するなどしっかりとしたものとなった。ただ追加利上げ自体もすでに金利市場では織り込まれており、サプライズ感がないとして、すぐに値を戻す動き。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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