午後はリスク回避のドル高と円高、ドル円は一時110円割れ=東京為替概況
東京外為市場、ドル円は実質5・10日(ゴトウビ)ということもあって、仲値にかけては110.30円前後で底堅く推移。仲値公示後は日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて、110.20円前後で値動きがこう着した。日銀会合への反応は限られたが、午後になると円高傾向が強まったため、109.98円付近まで下落する場面がみられた。
クロス円は午後になって円高に振れた。米連邦通信委員会(FCC)が中国企業5社の通信機器の認証を禁じる規制案を発表したほか、バイデン米政権が中国製アプリの規制強化へと報じられ、リスク回避ムードが強まった。豪ドル円は82.76円付近まで、NZドル円は76.73円付近まで下落。
午後になって全体相場がリスク回避に傾く中で、対円を除いてドル買いも進んだ。豪ドル/ドルは0.7511ドル付近まで、NZドル/ドルは0.6962ドル付近まで下落。なお、ユーロドルも1.1896ドル付近まで下げたものの、前日安値の更新には至っていない。
日経平均株価は小幅に3日続落。終値は前営業日比54.25円安の2万8964.08円となった。
午後3時10分現在では、ドル円は1ドル=110.06円前後、ユーロ円は1ユーロ=130.95円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1898ドル前後で取引されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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