【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後8時45分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後9時半にラガルドECB総裁の会見が行われる。今回の理事会で政策金利は現行の0%に据え置かれ、中銀預金金利も現行の-0.50%に据え置かれ、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模も現行の1兆8500億ユーロに維持されると見込まれている。声明やラガルド総裁の会見が焦点となっている。前回の理事会以降、一部メンバーは、第3四半期からPEPPの購入ペースを減速する可能性に言及している。しかし、新型コロナウイルスの状況に伴い、先行きは不確実で、ラガルド総裁がそうしたことを検討するのは時期尚早との見解を示すようなら、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には米新規失業保険申請件数、同午後11時には3月の米景気先行指数や3月の米中古住宅販売件数の発表も予定されている。米新規失業保険申請件数は、大方の予想が61万件となっており、前週発表の57万6000件から増加するとみられている。3月の米景気先行指数は、大方の予想が前月比1.0%上昇となっており、前月比では11カ月続けて上昇すると見込まれ、3月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算611万戸となっており、前月の同622万戸を下回り、2カ月続けて減少するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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