ドル円は108.99円まで上昇、クロス円もしっかり=東京為替前場概況
東京外為市場、ドル円は5・10日(ゴトウビ)に伴うドル買い観測を背景に、序盤からドル高の展開。仲値公示後も月末・年度末の実需のドル買いで上昇が継続し、前日高値を上回る108.99円付近まで強含んでいる。クロス円もドル円の堅調地合いを受け、全般にしっかりとなっている。
ユーロドルは対円でのドル高を背景に、昨年11月23日以来の安値水準となる1.1804ドル付近まで一時弱含んだ。ただ、1.18ドル割れには至らず、その後は小幅ながら値を戻している。
オセアニア市場で豪ドル/ドルは0.7579ドル近辺まで、豪ドル円は82.43円近辺まで弱含んだが、東京市場に入ると豪ドル安は一服し、反転上昇の展開になっている。豪州の金融大手より、2021年下半期から豪州の住宅ローン金利上昇を予想するレポートが公表され、景気下振れ懸念で豪ドル売りが優勢となっていた。この影響は一時的となったようだ。
日経平均株価は5営業日ぶりに反発。前引けでは前営業日比303.75円高の2万8709.27円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.94円、ユーロドルは1ユーロ=1.1822ドル、ユーロ円は1ユーロ=128.79円、ポンド円は1ポンド=149.28円、豪ドル円は1豪ドル=82.92円、NZドル円は1NZドル=76.06円、スイス円は1スイスフラン=116.43円、カナダ円は1カナダドル=86.67円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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