リスク動向は落ち着く、トルコショックの影響は広がらず=ロンドン為替概況

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リスク動向は落ち着く、トルコショックの影響は広がらず=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円買い・ドル買いが一服している。週末のトルコで、大統領が中銀総裁を更迭したと報じられたことを受けて週明けのオセアニア市場ではトルコリラが急落した。対ドルで15%安となる動きとなった。ただ、その後はリラは下げ一服となってロンドン市場を迎えた。トルコ市場では株安、債券安などトルコ資産売りの様相を呈した。序盤は各主要通貨にもやや円高・ドル高の動きがみられたが、次第に落ち着きを取り戻している。欧州株や米株先物が下げ渋り、一部は上昇に転じている。ドル円は108.60台でサポートされ、下げ渋り。ユーロ円は129.10台まで下げた後は129.50台へと上昇し、週明けの下げを消している。ユーロドルは1.1870台まで下げたあとは、オセアニア市場安値には届かず反発に転じた。高値を1.1930近辺へと伸ばしている。ポンドドルは1.38台半ばから後半と下げ一服。ポンド円は150円台半ばから後半での揉み合い。ワクチンをめぐり、欧州と英国にはナショナリズム的な摩擦が生じている。先週末のドイツの感染急拡大などが火に油を注いている。ただ、為替市場ではそれほど材料視されていないようだ。

 ドル円は108円台後半での取引。東京早朝に108.51レベルまで急落後、すぐに108.96レベルまで反発した。その後は再び上値が重くなりロンドン序盤には108.60台へと軟化。ただ、東京朝方の安値には届かず、108円台後半で揉み合っている。欧州株や米株先物が次第に堅調な動きをみせており、リスク動向は落ち着いている。現時点ではトルコショックの影響は局地的にとどまっているようだ。

 ユーロドルは1.19台前半での取引。ロンドン序盤に1.1870台まで下押しされた後は反発に転じると、高値を1.1928レベルに伸ばしている。ユーロ円は129.10台で下げ止まり、129.60近辺へと反発、東京早朝の下げを消した。対ポンドでもユーロ買いが優勢。1月ユーロ圏経常収支は305億ユーロの黒字と12月から黒字幅が縮小したが、反応薄だった。ワクチン供給をめぐってEUと英国にナショナリズム的な摩擦が生じているが、ユーロ相場には影響はみられていない。今後注意が必要な話題に。

 ポンドドルは1.38台半ばでの取引。東京午前につけた1.3818レベルを安値にその後は下げ渋り。ロンドン序盤には1.3874レベルまで買われた。ポンド円は東京早朝に150.28レベルまで下落したあとは150円台半ばから後半での揉み合いに終始している。ユーロポンドは0.8580付近から0.86台乗せと、ポンドが軟調に推移している。この日は目立った新規材料には欠けている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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